“みんなで一緒に”が当たり前の日本でも集団行動が苦手な人って一定数いますよね。
社会がマジョリティ用に出来ていればマイノリティの人は生活が地獄でしかありません。
自分の性格を把握し、なるべくストレスのない環境を選べるよう戦略を練りましょう。
もくじ
ソリタリーとは
ソリタリーは元々英語のSolitaryのことですが、辞書で調べると
名詞
- 世捨て人
- 独房監禁
形容詞
- 連れがいない、独りでする
- 孤独を好む、他の人と交わらない
- 人里離れた、人が訪れることのない
- 単独の、唯一の
- 単独行動する、独居性の
- 単生の
という意味があります。
ぼっちが一人ぼっちの状態を示すのに対し、ソリタリーはその人の性質を示す言葉です。
また、ぼっちは自分の意思に関わらず一人になってしまったニュアンスを含みますが、ソリタリーは元々そういう性質なので「ソリタリーになってしまった」とは言いません。
そもそも友達を必要としない
ソリタリー気質の人にとって、友達とは必要なものではありません。
むしろ普通の感覚を前提として関わってくる人を鬱陶しく思います。
ソリタリーとは脳の違いであり、遺伝性が高いため普通の人にはどんなに説明したところで理解は得られません。
それどころか失礼なやつだと思われたり誤解されることの方が多く、殆どのソリタリーは理解されることを諦めていると思います。
しかし、ソリタリー気質は遺伝性で必ず一定数は存在し、一人を好み、何かを追求することによって人とは違った発見をして人類に貢献してきたのです。
何かアイディアを思いついたら他のことが手に付かず、一人で集中出来る環境を好み、興味のない世間話は苦痛以外の何物でもないのです。
生物学をやっている人間にとっては常識なんですけど、「ソリタリー」を持つ人は必ず居るんです、人類史で。
「ソリタリー」の方は友達なんか作りたくないはずなんです。無意識に友達を遠ざけているんです。
「ソリタリー」というのは人類進化上、非常に重要な役割になっていたってことが最近の研究で分かっています。
色んなところで一人でやるので、独自の考えを持ちやすいのと、同調しないし、新しいものを見つけたり、必要なんですよ。
ですから「ソリタリー」の方が居ないと人類は進化しなかった、という進化論もあります。友達なんか要りません。
向いている職業
ソリタリーの人は一人の世界で黙々と何かを追求していくことを好みますので、芸術家や研究者、職人系の仕事が向いています。
というより、コミニュケーションを必要とする仕事や興味のないことは出来ないでしょう。
人々が何かを共有し、同じ価値観を持っている中で、
一人違う視点から物事を観察し、考察と検証を繰り返してそれを何らかの形で世の中に放り投げるような感じです。
周りに合わせると本領を発揮できない
ソリタリー気質とは言え、友達の誘いを10回連続で断ると高い確率で嫌われてしまいます。
理解を求めても理解してもらえないことの方が多いです。
止むを得ず関係を破綻させていくのでしょうが、別に嫌いとかそういうわけではないんですよね。
だからと言って無理に合わせて誘いに乗ると必ずストレスがかかります。
普通の人なら息抜きになる楽しいことが、ストレスでしかないのです。
もう違う生物だと思うしかないんじゃないかと思います。
ただひたすらに自分の世界に入り込んで没頭することでしかソリタリーの本領は発揮できません。
少なくとも、自分がダメ人間だとか、落ちこぼれだとか思う必要は全くないと思います。
性質が違うのだから、やり方や物の見方が違って当たり前なのです。
理解されることを求めるのではなく、自分のやりたいようにやるしかないのでしょう。