後悔の味とはどんな味か。
カップの底に溜まって冷めきった苦いコーヒーのような味だ。
どうして熱いうちに飲み干さなかったのだろう。
そんな不味いコーヒーは苦い顔をしながら一口に飲み込む他はない。
もくじ
後悔は先に立たない
出かける前、よくおじいちゃんに忘れ物ないか?と聞かれていた。
最初から分かっていたら忘れないし、あとで気づくから忘れ物なんだ、といつも思った。
後悔も、忘れ物と似ている。
先に立たないから後悔するんだ。
だったら出来ることって、後悔する前に後悔しないことを決めることじゃないだろうか。
どちらにせよ後悔するんだ、だから今、絶対に後悔なんてしないと決めてしまえばいい。
後悔は常に変化する
後悔とは一時的な感情だ。
受験で失敗して、なんであの時もっと勉強しなかったのかと後悔し、その数年後やっぱりあの時落ちて良かった、となる。
後悔って何だったのだろう。
ただの暇つぶしだ。
何かのせいにしたら楽になるだけだ。
占いで悪いことを運気のせいにするみたいだ。
後悔は、したい人がして、したくない人はしなきゃいい
あなたはどちらだろうか。
私はしたくない。
例え後からああしてれば良かったと思うことがあっても、でもあの時はこっちを選んだんだからそれで良いんだと自分を納得させたい。
そう考えると後悔は優しい奴に思えてくる。
選択権を与えてくれているんだ。
そういう奴とは友達になれる気がする。