アトピー性皮膚炎が完治するまでの体験談とアトピーへの考え方

私は1、2歳ごろからアトピー性皮膚炎を患っていました。

 

小学校の高学年になるまではホントに酷くて、水道水に含まれる塩素でも肌が荒れてしまい、お風呂のお湯を真水に戻さなければ入ることが出来ませんでした。

 

中学、高校ぐらいになって症状は落ち着き、夏や冬にだけアトピーが出るようになり、今は完治しました。

やはり、20歳が境目だったと思います。

 

人により症状は異なりますが、今日は私自身の体験談を元にアトピーとの付き合い方について書きたいと思います。

 

アトピーの原因は一つではない

 

一番言いたいのはアトピーの原因は一つではないし、誰のせいでもないということ。

 

私の場合は三人兄弟の中で私だけがアトピーだったこともあり、母親は自分のせいだと自分自身を責めていたと思います。

 

私がお腹の中にいた時、ちょうど県営住宅に住んでおり、屋上の貯水タンクの水を飲み水にしていたそうですが、そういうタンクの水はとても塩素濃度が高いです。

 

そのせいで私がアトピーになったと信じ込んでいた母はあらゆる手を尽くして私のアトピーを治そうと努力しました。

 

食べ物、着るもの、洗剤、肌に着くもの、全てを変えました。

 

アトピーに効くとされることや、薬も色んなものを試し、時には宗教じみたすごく高い水を買い求めたこともあります。

 

その努力とは裏腹に全く改善しない自分の体に、切ない思いをしました。

 

アトピーは遺伝性があるとも言われており、原因はコレと断定することが出来ません。

自分のせいだとか、すぐに治らないことで落ち込む必要はありません。

 

病院でステロイド漬けになる

 

まず、最初に行ったのは普通の皮膚科。

 

出されたのはステロイド。

この薬は本当に魔法のようによく効きます。

 

血だらけで痛いのに痒くて仕方ないという地獄が一瞬で消えてしまったのです。

 

喜びも束の間、薬を塗らないとまたすぐに炎症が出てきます。

 

ある日気づいたのはどんどん薬の量が増えているということ。

 

そう、ステロイドは炎症を一時的に薬で抑えているだけ、次に出てくる時にはもっと酷くなっています。

 

そこで自然療法に変えることに。

 

ひどい好転反応

 

ステロイドを辞めた時、今までで一番酷い状態になりました。

 

血と透明の液体でズボンにくっついてしまうため、膝の裏を包帯で巻くのですが、剥がすのが痛くて、本当に地獄でした。

お風呂に浸けながら、ゆっくりはがすのが良いです。

 

何度も心が折れそうになりながらも、ステロイドを使わずに漢方薬などを処方していました。

 

食べ物の見直し

 

同時に食べ物を見直しました。

保存料、着色料、香料、白砂糖、など体に悪いものは全て禁止。

野菜なども全てオーガニック。

ポランの森という週に一度配達してくれるオーガニック専門店?を利用していました。

 

肌に触れるもの全ての見直し

 

服は全て綿素材。

ポリエステルなどの素材は静電気が起きやすく、すぐに痒くなってしまいます。

 

洗剤は石けんのもの。

柔軟剤や香料、合成洗剤で洗った服を着た途端にブツブツが出てきます。

 

化粧品も、全てオーガニック。

ボディソープやシャンプーがすごく大事です。

 

 

 

そんな甲斐あって中学生からは徐々に症状が軽くなり、今は完治しました。

 

一番ひどかったのは膝の裏と肘の内側です。

 

それでも、最近までは夏と冬にはアトピーが出ていました。

 

夏は汗によって炎症が起こるので、1日に何度もシャワーを浴び、冬は乾燥が原因なので保湿クリームを塗ります。

シアバターなどを使っていました。

 

アトピーで良かった

 

今となっては言えることです。

昔は本当にこんな足を誰かと交換したい、と思っていました。

 

けど、アトピーだったから見えることや、感じる世界があります。

 

アトピーは身体のセンサーです。

それは自然に即していて、不自然なもの、生物にとって害のあるものが一瞬で分かります。

 

なぜ肌が荒れるのかと言うと、そこにどんな少量でも害があるからです。

 

普通の人なら気付かずに蓄積するものを、最初から受け付けません。

 

アトピーは拒絶です。

 

不自然なものを拒絶するという体質は心にも影響し、無意識にも世界に敏感になります。

それは苦しみでもあり、喜びでもあります。

 

本質を見抜く能力。

それが最初から備わっているということ。

 

そう考えて、アトピーとうまく付き合って行けばいつか自然で心地の良い暮らしに辿り着けると私は思っています。