働く熱意のない日本人が多い理由と転職するべき人

平成の30年間、日本企業は世界の中で圧倒的に後退してしまった。

今や世界時価総額ランキングの20位圏内に日本企業は存在せず、GAFAを始めとする米国のIT企業や中国の企業が名を連ねる。

30年前はこのランキングの上位20社のうち14社を日本企業が占めていた。

なぜ日本企業はここまで後退してしまったのか。

これから働く若者たちはどこを目指せば良いのか。

日本企業後退の要因

日本企業後退の要因としてよく指摘されるのは、デフレ、円高、人口減少だ。

確かに、日本全体の人口が減少しているのであれば経済成長が困難になるのは致し方ない。

しかし、それだけでは説明できない日本人の労働意欲の低下が大きな問題点であると言われている。

エンゲージメントが低すぎる日本

エンゲージメントとは日本語で熱意という意味である。

米IBM傘下の人事調査会社ケネクサが2016年に実施した調査では日本企業のエンゲージメントは43カ国中42位だった。

専門家のあいだでは日本企業=熱意のない職場というのが常識になっている。

押し付けとやらされ感

日本企業では労働市場の流動性が低く、一度会社に入れば定年までそこで勤めあげるのが当たり前とされてきた。

終身雇用の結果として、自己決定権のなさや縦割り組織、上からの押し付けと仕事のやらされ感は当たり前のものという風潮がある。

その結果エンゲージメントの低い社員が大量に生まれてしまった。

このまま仕事に熱意を持たない日本人が増えれば、日本企業は世界から取り残され、日本自体がダメになってしまうだろう。

エンゲージメントを測る質問12

エンゲージメントを測る指標として人事コンサルティング会社の米ギャラップが開発した「Q12」というものがある。

この質問に何個イエスと答えられるだろうか。

Q1 私は仕事の上で、自分が何を期待されているかがわかっている。

 

Q2 私は自分がきちんと仕事をするために必要なリソースや設備を持っている。

 

Q3 私は仕事をする上で、自分の最も得意なことをする機会が毎日ある。

 

Q4 この1週間のあいだに、良い仕事をしていると褒められたり、認められたりした。

 

Q5 上司あるいは職場の誰かが、自分を一人の人間として気遣ってくれていると感じる。

 

Q6 仕事上で、自分の成長を後押ししてくれる人がいる。

 

Q7 仕事で、自分の意見が取り入れられているように思われる。

 

Q8 会社が掲げているミッションや目的は、自分の仕事が重要なものであると感じさせてくれる。

 

Q9 私の同僚は、質の高い仕事をするよう真剣に取り組んでいる。

 

Q10 仕事上で最高の友人と呼べる人がいる。

 

Q11 この半年の間に、職場の誰かが私の仕事の成長度合いについて話してくれた。

 

Q12 私はこの一年の間に、仕事上で学び、成長する機会を持った。

ノーが半分を超える事態は望ましくなく、個人であれば転職を考えた方がいいとされている。

エンゲージメントの低い社員が量産されたのは国の制度や組織の性質に起因するかも知れないが、だからと言ってやる気のない状態で働き、生きることは辛いことだと思う。

個人として出来ることは、自分の適性を見極め、生き生きと働ける職場を見つけることだ。

そして、現状に満足できていないのであれば、自分から行動を起こす勇気を持つことである。