“女らしさ“にこだわらると生きづらくなることに気づいた話

大学2年の頃、髪を男の子みたいに短くした。

 

失恋がきっかけだったが、子供の頃からずっとロングだった私にとっては大冒険だった。

 

女の子として見られない自分になってみたかった。

 

女らしくしなきゃいけないという思い込み

 

私はいつも自分の中にある男っぽさに戸惑っていた。

 

デパートに連れていかれるデートは一番苦手。

欲しい物がないから。

 

今流行りのファッションには全く関心もなく、一緒に買い物に行っても、速攻で1Fから最上階まで歩き、時間を持て余してしまう。

可愛くない。

 

普通女子が喜ぶ物、好きなものが好きじゃない自分は女らしくなくて可愛くないと思っていた。

 

自分には女の子らしさが圧倒的に欠けている。

 

今思えば、私はいつも自分の中の男性性を隠し、女の子を演じていた。

 

だからすごく疲れていて、女の子らしくない自分はダメだと思っていた。

 

自分は普通の女の子じゃないのかもしれない

 

そう思って髪を切り、新宿2丁目のレズビアンバーに通い始めた。

 

そこで色んなお姉さんに相談に乗ってもらい、色んな話を聞かせてもらった。

 

殆どの人は物心ついた時から女の子が好きだったと言っていた。

けど、途中から気づく子もいるらしい。

 

逆に、体は男だけど心は女だという人もいた。

その上で恋愛対象も女だからレズビアンなのだ。

 

色々体験しながら、自分はレズビアンではないと思った。

 

そして、自分の中に男っぽさがあることは普通なのだと気づいた。

 

女だからって女らしくなきゃいけないわけじゃなかったのだと。

 

2丁目で感じた自由

 

遅い時間になるとビアンバーに男の人も入って良いというルールがあり、色んな人たちがなだれ込んでくる。

 

そこでは、みんな好き勝手に自分の性を表現していた。

 

そのパワーと熱気に包まれると、全ての固定概念がくだらないと思えた。

 

男とか、女とか、そんなことはどうでも良い。

あなたはあなたなのだから、そのままで素敵なのだ。

と感じられる自由があった。

 

自分の性自認に悩んでいた私にとって、そこは本当に居心地が良かった。

 

国も性別もバラバラ、自由に自分を表現できる場所。

 

そうやって自分の中の男性性を受け入れるうちにすごく楽になった。

 

心の性別なんてない

 

そんな生活の中で気づいたことは、心に性別なんてないってこと。

 

女っぽい男も、男っぽい女も、その間に無限のグラデーションがある

 

そしてそれが、それぞれの個性だ。

 

無理に自分をはめ込まなくてもいい。

自分の中にある男性性、女性性、を否定しなくていい。

 

私は中性的な人の感性がすごく好きだ。

 

オーラが見えるとしたら、紫のような、色んな色が混ざっているような不思議な神秘的な雰囲気。

とても魅力的だと思う。

 

世界がもっともっと性に寛容になればいい。