うつ病で周りの人がみんな敵に見える症状と心理

猫

鬱の時、「周りの人がみんな敵に見える」心理状態になる場合があります。

私は高校卒業後から約7年ほど鬱状態に悩まされました。

鬱の時に一番辛かったのが、この「周りがみんな敵に見える」バイアスです。

今回はそんな状態になった時の対処法をご紹介します。

鬱の時はバイアスがかかる

フィルター

鬱の時は、世界の見え方にバイアスがかかります。

目の前の人が、本当は怒っていないのに怒っているように見えたり、通り過ぎる人々が自分のことを笑っているように見えたりします。

なぜそのように見えてしまうのかと言うと、人は世界を認識する際に、自分の内面のフィルターを通すからです。

世界は見えたように見える

こっこ
真実とはなんでしょうか。

もし、目の前に怒っているように見える人がいたとして。

その人は、本当は怒っていなかったとしたら、真実は ”怒っていない人がいる” ことなのでしょうか。

しかし、10人の人にとって、その人が怒っているように見えた場合、10人の世界では “怒っている人が目の前にいる” というのが真実なのです。

 

つまり、真実とはそれぞれが認識した世界そのものです。

 

あなたの世界を構築しているのは、あなたが感じたこと、見たこと、信じたことです。

鬱の時は内面が真っ暗になる

鬱の時は、心が空っぽになって、真っ暗になります。

何にも興味関心が持てず、夢も希望もなく、世界が真っ暗になります。

そんな内面を通して見える世界は、真っ暗なのです。

自分のことを軽蔑する人、笑ってくる人、怒ってくる人でいっぱいになります。

それは、鬱の時のあなたにとっては真実です。

 

この時、気づいて欲しいのは、本当に軽蔑されているとは限らないということです。

自分が見えている世界は、確かに一つの真実を帯びた世界なのですが、一方で、また別の世界も存在しています。

それは、この世に存在する人の数だけある真実です。

色々な人が、色々に見えた世界を認識して生きています。

その認識は、時代や環境によって様々に変化します。

そのため、あなたが認識している世界は、そのうちの一つの見え方でしかないのです。

世界を認識するフレームを作る

海

鬱の時に重要なのが、自分を客観視する視点です。

感受性が豊かであればあるほど、自分が感じている世界と、周りの人が感じている世界を区別して認識する必要があります。

感受性の強い人は、世界を認識する際に、自分の感情に大きく作用されます。

それはとても良いことなのですが、時に生きづらさを生みます。

論理的に世界を組み立てていく

感情は、波のように変化し、常に周りに影響を受けながら動いていくものです。

そのため、一貫性がなく、非論理的です。

行動が感情に左右されると、一貫性がなく、周りの人との関係が築きづらくなったり、計画性がなくなったりします。

そんな生き方が間違っているとは思いませんが、感情に振り回されてしまうことによる損失が大きい場合は問題があります。

論理的に世界を認識する視点を持つことよって、感情を切り離して行動ができるようになります。

鬱の時でも、自分の見え方がズレていることを客観的に知っていれば、大きな問題は起こりません。

客観的な視点を構築する方法

世界を客観的に認識する視点は、日々の積み重ねで構築することができます。

こっこ
私が意識したのは下記の4つです。
  • 自分の感情にフォーカスしない(自我を捨てる)
  • 相手の価値観を知ろうとする
  • 本・新聞・ネットの情報から色々な人の考えを知る
  • 歴史を知る

まず、重要なのが、自分の感情にフォーカスしないことです。

 

例えば、

怒られた→悲しい→自分はダメな人間だ

という思考回路があったとします。

 

ここで、悲しいのは自分です。

自分がダメな人間か、ダメじゃない人間かということは、この世界にとってどうでも良いことです。

この世界というのは、自然であったり、地球の生態系であったり、人類の歴史であったりします。

 

「私」という主語の中に、どのくらいの世界観があるかによって、世界の見え方が変わります。

その中に含まれる時間が10年なのか、20年なのか、10000年なのか…

 

自分の人生(約100年ほど)を全てとした「私」から見える世界はとても狭いものです。

「自分が全て」になってしまうからです。

「自分が全て」の世界観で生きていると、自分の死は世界の終わりを意味することになり、全ての出来事の意味を自分に見出さなければならなくなります。

こっこ
つまり、生きるのがしんどくなります。

 

そうならないために重要なのが、自我を捨てることです。

自我を捨てると言うよりは、自我に含まれる時間や概念を大きくしていくことです。

小さな自我を捨て、大きな自我を作っていくと、「私」には「あなた」も含まれるようになっていきます。

これが、自分と世界が一体化する感覚です。

 

話が壮大になってしましましたが、客観的な視点を得るためには、色々な人の価値観や、歴史を知って、自我に含まれる認識を大きくしていくことが大切です。

周りを気にしすぎない

女の人

鬱の時は、普段よりも周りの人のことが気になります。

周りにどう思われているのかを考えてしまうことで、精神を消耗してしまいます。

しかし、周りに振り回されることは時間の無駄です。

周りは基本的に自分のことしか考えていない

そんな時に思うようにしているのが「周りは基本的に自分のことしか考えていない」ということです。

 

「周りの人が自分のことをどう思っているのか」を気にするよりも、「周りの人のことを考える」方が楽です。

 

自分ができることで、「周りの人の得になることは何か」だけ考えて行動すれば大体のことは上手くいきます。

それ以上何も考えないことが、精神衛生的に良いです。

誰もあなたを変えることはできない

一方で、誰もあなたを変えることはできません。

あなたは、好きなように人生を選択して生きることができます。

他人の影響を必要以上に受けるということは、その人に依存している証拠です。

「自分の人生は自分で最高なものにするんだ」と思って生きていれば、他人に期待しませんし、失望もしません。

誰もあなたを変えることなどできなくなります。

世界は自分で選べる

世界

こっこ
これが、私が7年間の鬱で学んだことです。

何よりも大切なことは、「あなたはどういう世界を見たいのか」ということです。

 

自分の感情に左右されるのではなく、見たい世界を見ることができる状況を作り出すのです。

ここには「意志」が必要です。

 

周りに振り回されず、自分が見たい世界を見ようとした時、あなたはその世界を創造することができます。