「黄金時代」ルイス・ブニュエル

『黄金時代』は、1930年に製作されたフランスの前衛映画である。日本でのビデオ発売時のタイトルは『ルイス・ブニュエルの黄金時代』。白黒映画。 ルイス・ブニュエルの監督第2作。 右翼がスクリーンに向って爆弾を投げつける事件が起きて、その後50年間にわたり公開禁止となった。

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「アンダルシアの犬」と同じく、ブニュエルが画家ダリと組んで脚本を書き、演出した前衛映画。パトロン、ド・ノアーコ侯の援助一万フランから自由に作られた、シュールレアリズムの悪夢。しかも音つき。しかし、「アンダルシア…」と違って、一応の筋のようなものはあり、彼の後期作品により近い。のっけから、サソリがネズミを襲う映像で挑発し、何やら学術的解説が被って、ブニュエル一流のまやかしのムードふんぷん。廃人のごとき匪賊たちの納屋での語らいと砂漠への自殺的逃亡の合間に海辺の岩場でミサをあげる大司教たちが映り、そこへ人々が船で上陸すると、骸骨が転がって驚かす。人々の中の女に飛びつく狂人。彼は連行され、愛玩犬を蹴とばし、甲虫を踏み潰す、そしてヴァイオリンでドリブル。女は侯爵の娘で彼とは恋仲で、化粧鏡に沸く雲をみる。その家ではパーティが行われ、居間に牛が、客間に馬車が…。トイレに腰かける女は男を幻視する、マグマの映像と共に水洗を流す音。女は涙し、たなびくトイレット・ペーパーは海草である(書いてると気が狂いそうだ!)。特にエピローグは以上の文脈から更に逸脱し、ワケわからんちんなのだが、暗喩とか小むづかしいことは考えずに、みだらにそのイメージに淫すれば、得るものも多いだろう。狂愛の挿話を彩るのはもちろん(?)、ワーグナー作曲『トリスタンとイゾルデ』だ。

え〜〜〜〜〜〜

ってなった。

わけわからん。

けど象徴や比喩を使うことにより、宗教、愛欲、礼儀、社会通念といった常識に対して痛烈な批判を投げかけ、このことが反キリスト教として物議をかもした。

おそらく、キリスト教徒ではない私にはピンとこないことが多すぎる。

けれど深いテーマがチラチラと感じられるあたり、興味深い映画だ。

宗教や歴史背景を理解した上で観ればまた違った印象を受けるに違いない。

普通に観ると、分けわからんけど急に人殺すし、オモロ!ってのが率直な感想だ…

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