「やりたいことがわからない」と悩んでいる人は多いです。
私自身もやりたいことがわからなくてずーーっと悩んできました。
そもそもなぜ「やりたいことがわからない」と悩んでしまうのかと言うと、現状に満足できていないからです。
現状に不満がある→何か違う→でも何をどうしたらいいのかわからない→やりたいことがわからない
という思考回路を経て「やりたいことがわからない」という結論にたどり着きます。
ですが、「やりたいことがわからない」と悩む時期は人生で何度も訪れます。
大学受験の時に悩み、進学してからは生活に夢中で忘れていたけれど、就活の時にまた悩む。
このように人生の節目や、現状に不満を抱える時期になると私たちは何度もこの悩みを抱え、その都度、自分なりに解決策を出してきました。
なので、「やりたいことがわからない」時は今の自分に相応しいゴールを再設定する時期と捉えると良いと思います。
今回は、自分は何に不満を抱えていて、どうしたいのか?ということを掘り下げて考える方法をご紹介します。
もくじ
現状把握をする
まずは現状を把握します。
最近の生活でどのようなことに不満を感じ、ストレスを感じているのか、ということを改めて考えてみましょう。
嫌だったことを書き出す
最近あった嫌だったこと、悲しかったこと、イライラすることなどを書き出してみましょう。
一度文字にして、離れて見ることによって客観的に「自分はこんなことにストレスを感じている」ということがわかります。
人は意外と自分のストレスがどこから来ているのかが分かっていません。
誰かに話していくうちに「あ、これが嫌だったんだ」と分かる瞬間がありますよね。
人に相談しても良いですし、紙に書き出してみても大丈夫です。
やりたくないことリストを作ってみる
続いて、やりたくないことリストを作ってみることもオススメです。
・満員電車に乗りたくない
・朝起きるのが嫌だ
・集団行動が苦手
・細かい作業が苦手
・飲み会に行きたくない
など、本心で書いてみましょう。
「自分はこういうことが苦手で、これがなくなれば生活がもっと楽しくなるのに」と、こちらも客観的に把握します。
文字で把握することによって可能な限りやりたくないことを排除する方法を考えることができます。
理想を思い描く
現状の不満を把握したら、今度は理想を思い描いてみます。
この時は何の制約もなく、自由に思い描いてみましょう。
やりたいことリストを作ってみる
今度は反対にやりたいことリストを書いてみます。
小さなことから大きな夢まで、やりたいことを思い浮かべます。
・月収100万稼ぐ
・好きな時に旅行に行く
・年上の彼氏と付き合う
・月一でマッサージ行く
・株を買う
・本を好きなだけ買う
など、好きなことを書き出してみて、それを達成している自分を想像し、どんな気分になるか味わってみてください。
子供の頃好きだったことを思い出す
子供の頃好きだったことを思い出してみるのも有効です。
意外と人と違う趣向が現れるからです。
・ひとり遊び
・空想
・お客さんが来た時に脚を高く上げて注目を集めること
・お菓子作り
など、子供の頃に好きだったことを思い出してみましょう。
人の本質はそうそう変わるものではありません。
私の友達はこの話をしたら、
子供の頃、台風や洪水が好きだったことを思い出して、今は気象予報士の資格を取るために勉強をしています。
意外と子供の頃に好きだったことって、プリミティブで純粋に好きなことが現れやすいんですよね。
普通にできることを考えてみる
自分の得意分野は意外と自覚できていません。
なぜなら得意だから自然に出来てしまい、それが当たり前だと思ってしまうから。
例えば、本を読むことが好きな人は毎月何十冊もすらすらと読めるし、苦痛ではありません。
でも、本を読むのが苦手な人が同じことをしようとするとかなりの苦痛です。
それなのに、本を読むのが好きな人は、それを当たり前だと思っていて、自分の得意分野だとわざわざ認識したりしません。
なので得意分野ほど自然にできてしまい、認識しずらいというパラドックスに陥りがちです。
あなたが当たり前にできることは、みんなも出来るとは限りません。
一度注意深く自分の得意分野を探してみると思わぬ発見があるかも。
無人島に行ってもやること
もし、あなたが無人島に行ったとしても、これはやるだろうということはありますか?
これを考えてみると、周りにどう思われるかを抜きにして考えることができます。
人目のない無人島で、あなたは何をしたいと思いますか?
私は絵を描き、踊り、酒を飲むと思いますwww
現実的な行動に落とし込む
ここまで考えてから、現実的な思考に戻ります。
あなたが今感じている不満を認識し、理想を思い描き、その後にそのギャップを埋めるためにはどうすればいいか考えます。
最悪の事態を想定する
まず最高の状態を想定したら、その次に最悪の状態も想定します。
やりたいことをやろうとして仕事を辞めたら、生活費が稼げなくなってしまったなど。
そしてそうなったらどうするか、一応何個か策を考えておきます。
私の場合だと、絵も売れず、副業にも失敗したら、島に行って伝統工芸を学びながら働いて低コストで暮らすという案を作ってあります。
実際の職場までリアルに考えなくとも、想定さえ出来ればOKです。
一度想定したことは、実際に起きても想定内に入るので心に余裕が生まれます。
現状から変えられることを探す
理想を思い描き、最低の想定をした後は現実的にそのギャップを埋めていきます。
通勤が苦痛であれば、
職場の近くに引っ越す、自転車通勤、出勤時間をずらす、など可能な限りそれらを避ける方法はないか考えてみましょう。
株に興味があれば本で勉強して少額から投資してみたり。
この時にオススメなのは、なるべく小リスクな範囲で始めること。
リスク=かかる手間と費用
それらをなるべく少なくして取り掛かると続けやすくなり、損害が少なく済みます。
なるべくリスクを取らず、得意分野で、小さなことから始めてみましょう。
まとめ
実際、やりたいことが最初からわかっている人など殆ど存在しません。
とりあえずのゴールを設定し、可能な範囲で何かを続け、少しずつ理想に近づけていくことでやりたいことを見つけていきます。
ヒカキンさんも最初からユーチューバーになろうとしていた訳ではなかったけど、気づいたらなっていたという感じでしょう。
まずは現状を把握し、大体の方角を定め、最小のリスクでその方向にアプローチしてみる。
途中で問題が起きたり、見失ったりした時はまた作戦会議をし、何度も練り直して再チャレンジしていく。
その繰り返しの中で何か掴めるものがあるかもしれません。
焦らず、でも着実に行動していって、気づいたら「やりたいことできてた!」ってなれたら最高だと思います。
すぐに見つからなくても大丈夫です。
マイペースに、いつか見つかるだろうぐらいで探しましょう。