デジタル化・グローバル化していく時代の働き方

私は来年大学院を卒業し、社会人となる。

しかし、日本特有の一括就職の流れには乗らなかった。

大学受験から始まる就職までのベルトコンベアー式の人生には疑問を感じるからだ。

数年先を見据えれば一括就職で頑張ることも良いだろう。

だが、これから寿命100年時代を生き抜くことを考えたら、そのような生き方はリスクなのでは?と思った。

そこにはデジタル化・グローバル化という世界の大きな流れがある。

日本の雇用のあり方の問題

日本の雇用にはいくつか、若者に不利な問題点が多い。

そもそも、一括就職自体、経済成長時代の産物でありこれからの時代には合っていない。

デジタル化・グローバル化の時代において必要な素質は

・一定以上の語学力

・多様な文化を理解できる素養

・専門性

である。

一方、一括就職で終身雇用制度を設けていた時代に必要だった素質は

・協調性

・人柄

・学歴

だった。

まだ何も色の付いていない、上の人の言うことを忠実に聞き、周りの人と協調性を持って働く良い奴だ。

そういった人材を確保し、仕事を教え込み、自社のカラーに育て、時に残業や専門外の仕事も幅広く使えるようにした。

つまり、新卒一括採用は経済成長を前提としたかつての日本の制度であるから、これからの時代にはむしろ足かせになるような制度だ。

技術革新や世界情勢の変化が速い時代では、そんな長期スパンなど成立しない。

最近ではトヨタの社長が終身雇用を続けるのは困難と宣言したし、あと数年後にはリストラは当たり前になるだろう。

つまり、ただ制度が遅れているだけであって、ここを見誤って将来設計してしまうと不利益を被るのは我々の方だということだ。

これからの時代の働き方

今、20代の若者は数十年先を見据えて自分の働き方を作っていくのが賢いと思う。

親世代や周りの人にバカだと言われようが、レールを外れようが、沈みかかった制度に乗っかっているよりはマシである。

これからの時代、必要なのはさっき上げた3点を軸に自分の得意分野や好きなことを追求していく素質であろう。

語学力はあって当たり前で、それよりも世界情勢や歴史や価値観を受け入れる柔軟性が大切になると思う。

宗教に関しても、日本人は特に毛嫌いする人が多いが、海外ではみんな宗教に入っているのが前提なので、それぞれの宗教観について自分の言葉を持たない人は相手にされないレベルだと思う。

これは人間力と言うか、一人の人間として魅力的かどうかという点だ。

日本人であるというブランド、アイデンティティを剥ぎ取られた状態で、異国の地で目の前にいる人間と対等に関係を作れるかと考えてみる。

あなたは何者ですか?

何を信じますか?

何を大切に生きていますか?

そういったことを常に主張できるような人間であるべきだと思う。

 

そして仕事で言えば専門性やスキルが必要になってくる。

これから雇用の流動性が高まることが予想されるし、解雇されてもまたすぐに違うところで即戦力になる技能が必須だ。

これはもう自分で見つけて磨くしかないと思う。

仕事を探すのなら、雇用状態が何であれ、自分のスキルになって今後役立つ分野が良いと思う。

主体性を持って自分のスキルを増やしていかないと誰も教育はしてくれない。

まとめ

終身雇用制度の終了、世界のグローバル化・デジタル化など皆もう分かりきっている。

なのに動かない人は多い。

数年後、企業のあり方や雇用制度のあり方は変わるだろう。

制度はある日突然変わるかも知れないが、人はそう簡単に変わらない。

世界の動きに対して、主体的に、能動的に生きていかなければ取り残されてしまう時代の到来である。